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恋愛小説の半分は優しさで出来ています。

恋愛小説
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現代は恋愛小説を見失った時代だ

 僕はアルコール依存症になっていた。  いつの間にか……  正確に言うと、四月から酒の量が増え始めたのは自覚している。元々酒もそんなに強くない僕が毎晩、晩飯をビールとウイスキーで済ませていた。ビールは水の代わり。ウイスキーはロック。給料の大半は、酒と煙草で消えた。 しかも足らない時は、付き合って間もない三歳年上の彼女が支払ってくれていた。何も言わず、悲しそうな顔をして…… 「修、いい加減にして」そう、お決まりの、このセリフで。 だから僕は、幸福な事に?酒と煙草と女には事欠かない生活が送れたと言う訳。 Are you happy? 幸せの形は、時と場合により変貌する。凶器の沙汰も幸せと寄り添うときがあるのだ。 「私は修を失いたくないだけ」 そう言い彼女は、僕の煙草を持つ手を頭上まで持ち上げ熱いキスを始める。僕はただ、頭上の煙草をぼんやり見つめながら彼女のキスが終わりを待つのが日課になっていた。 月夜の晩、部屋に差し込む月明かりに抱かれたぼく達の長い影はいかれたモンスターにしか見えなかった。 キスが終わると、彼女はいつものようにため息をつく。それから帰り支度を始めるのだ。 「愛してるわ、修」 いつもそういい残し、静かに部屋を出て行く。 部屋には、いかれたモンスターが一匹空に張り付く丸い月明かりを、ぼんやりながめている。   彼女と出会ったのは四月。僕は、日本から帰国した晩、ナイロビのカウンターバーで一人飲んでいた。そこに彼女もいたのだ。大柄の彼女は、ブロンズで長いソバージュ髪を一つに纏め綺麗柄のワンピースを着ていた。 「韓国の方?」 最初に英語で話し掛けてきたのは彼女。「いや、日本人」「ごめんなさい。韓国ドラマ見てると貴方のような男前、よく見るからてっきり韓国の俳優さんかと思った」「背が高いだけだよ。韓国ドラマはよく見るの?」「ええ、大好きよ」 そう言う彼女は僕を見てチャーミングに笑う。 それから僕達は、しばらく他愛もない話をして過ごしていた。 彼女は三十一歳独身。大学を卒業後、プログラマーとして企業に就職。失業率の高いこの国で彼女はエリートだった。しかし、結婚願望の強い彼女はいつも詰まらない男としか出会わないそう言って笑う。実は、今日も詰まらない男と別れたばかりだと言う。 「あなたは?どうしてナイロビに来たの」 彼女は、少し酔いが廻ったみたいだった。「ナイロビに来たんじゃなくて……」「来たのじゃなくて?」 彼女は、うつろな眼で僕を見る。「自分が送った離婚届けを追いかけて…日本へ行った」 「え?」 彼女は、意味が分からず顔をしかめる。「ダブルだな」「え?」「君は今日、ダブルで詰まらない男と会話してるだよ」  僕は、彼女と会う数日前、別れた妻に送った離婚届を追いかけて 日本へ渡った。            next……③   美しき日本このブログはフィクションです。登場人物等は架空のものです。最後まで読んで頂きありがとうございました。     

「恋愛小説」に学ぶプロジェクトマネジメント

ブログタイトルのような恋愛小説を中学生の頃読んでたな〜

離婚届けを書いてもらうために最後に会ってきました。
あまりにも目が合わないし、話もしてくれず、
淡々と記入していく夫を見てたら、
不妊治療で辛かった思い出がよみがえってきてしまい、
私「ずっと黙ってるけど、なんかないの?」
とついつい怒り口調…
何言ってんだ、コイツ?という顔をされました。
謝ってほしいワケじゃいけれど、悲しんでほしいワケじゃないけど
表情一つ変えずにさっさと書いて、テレビを点けて見始めたので
ちょっとイライラしてしまいました
4ヶ月別居してるせいで、夫のこと少し忘れてました。こういう人だった
セコケチ夫、必要のない家財は全部持ってってくれるそうなので、
無料引き取りサービスだと思って色々持ってってもらおうと思います!
もう大きなダブルベッドも、大きな冷蔵庫もいらない

私「テレビもいらない」
と言ったら、
夫「テレビは俺が買った物だから!」
と怒られました。
テレビ以外は、私の家財やん…持っていくくせに…怒…
最安値のモノしか買わない夫だったので、妥協して買った家具も全部くれてやるっ
これからは本当に良いものを選んで買ってやる

小説見つけた
ちょっとタイトル違ってた
離婚届け提出まであと少し

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