恋愛小説は三度の飯より美味い

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新しいクラスになって、2週間が経とうとしている。
みんなは、もう仲良くなったみたい。
…私には関係ないけど。
最初の3日くらいは、クラスのみんなが声をかけてくれた。
でも、極度の人見知りの私はなにも言葉を発せなかった。
…その結果。
案の定ぼっちってやつ。。
《人格は繰り返す行動の総計である》
どこかでみた本の格言。
まさにその通りだなって感じ。
休み時間は本でも読んでればすぐに時間が経つ。

だいたい…学校は勉強するところ。
友達とキャッキャッ騒ぐようなところではないはず。
みんながおかしいんだ。
…なんちゃって。

ーーーーーーーーーー
あー休み時間なんていらない。
暇なだけじゃん。
?「ねえねえ」
ん?私?
?「ねぇってば。」
由依「あ、私ですか?」
?「他に誰がいんの。笑」
由依「あ、はい。えっと…なんですか?」
?「なんで1人でいんの?」
うわ…はっきりいう人だ。
由依「別に、好きで一人になってるわけじゃないですから。」
?「あ、わかった。友達いないんでしょ」
由依「だったらなんですか。」
?「私が友達になろうか?」
由依「は?」
?「小林由依ちゃんだよね?ずっと気になってたの。」
ふーん …まぁ、この人も3日もすれば来なくなる。
だから、深追いはしない。
由依「そうだったんですか…」
?「私の名前はね、渡邉理佐。よろしく。」
聞いてないけど…
由依「…よろしく。」
理佐「ねぇ、なんの本読んでるの?」
由依「なんでもいいでしょ。」
理佐「冷たいなぁ。教えてよ」
由依「…恋愛小説」
理佐「へー?乙女じゃん?」
由依「うるさい。」
理佐「ごめんごめん」
女1「理佐ー」
女2「その子、うちらと仲良くしたくないんだってさーこっちおいでよ」
由依「はぁ…。」
勘違いって怖い
まぁ、そー思われちゃったのはしょうがないかもけどさ。、 
理佐「ちょっと行ってくるね」
どうせ戻ってくるわけ…
~~
あった。
由依「戻ってきたんだ」
理佐「んーそうだね?」
由依「どうして?」
理佐「どうしてだと思う?」
由依「…わかんないですけど。」
理佐「由依ともっと話したかったからかな」
由依「…え?」
理佐「由依さ、あの子達になんか言ったの?」
由依「言ってない。」
理佐「やっぱり。ね?話したら誤解も解けるんだよ。もっとお話して、由依ちゃんのこと知りたいな。私。」
…初めてだった。
こんなに私、私自身に向き合って話してくれる人は。
理佐「由依は、私が嫌い?」
由依「…嫌いではない。」
理佐「やったー!嫌われてなかったんだ」
好きとも言ってないのに、喜ぶんだ。
…可愛い、、かも。
由依「好きとは言ってないよ?」
理佐「うん。でも、嫌いじゃなかったら好きになってもらうことも出来るってことじゃん?」
由依「ポジティブに考えればだけどね。」
理佐「ふふ。そうだね?」
由依「でも、、まぁ。」
理佐「ん?」
由依「1個だけ言っとく。」
理佐「なになに?」
由依「戻ってきてくれたのは、嬉しかった。はい。以上。」
理佐「由依ってツンデレだね?」
由依「は?思ったことを正直に言うだけ。」
理佐「ほー?」
由依「な、なに??」
理佐「別に?可愛いなぁって?」
由依「…可愛くないし。」
理佐「可愛いけどなぁ?」
由依「うるさい。」
理佐「はいはい~。あ、今日から一緒にいてもいい?ねぇ、いい?」
由依「好きにすれば。」
理佐「ふふ。ありがと~私、由依のこと好きかも。笑」
由依「///// あっそ …」
私が理佐に恋をしたって気づいたのは、また別のお話。

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